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白い象を追って

白い象を追い続けてはや20年 毎日が楽しさに溢れている

愛国心の虚しさ

全世界同時多発的に右傾化が進んで来ていることは誰もがご存知の通りである。

イギリスのEU離脱、フランスの極右政党の台頭、日本の自民党、そしてアメリカのトランプ大統領誕生だ。

 

原因は明確で、人々の鬱憤が爆発したから。移民により職を奪われ、ISによるテロが重なり、それでもなお押し寄せる難民。

もともといた居場所がどんどん失われていったのだ。不満を言うなら、差別だと騒がれる。

そんな時期を経て溜まりに溜まった禍々しいものがついに決壊してしまったのだ。

そしてそういった人たちは一堂にして愛国心を叫び、一致団結する。

ひとえにリベラルの怠慢だと僕は考える。ハリウッドセレブなどが偉そうに自由と平等を謳うことに苛立ちを覚えるのは無理もない。

彼らは成功者だ。富も名誉も獲得している人々。だからそんな綺麗事を言えるのだ。誰だって、自由でありたいし、平等でありたい。しかし同時に金持ちにもなりたい欲望もあることを忘れてはいけない。

 リベラルは甘く見積もり過ぎた。アメリカにおいて、白人層は年々減ってきている。こうなるともう民主党は負けることはない。

その瀬戸際にトランプが現れ、見事に国民の不安を煽り、リベラルを下した。

 

さて、ここで重要なファクターである愛国心を考えてみたいと思う。

愛国心。国を愛することはもちろん悪いことではない。

しかし、だからといって愛国心を盾に攻撃していいわけではない。

 愛国心は簡単にすがることのできる大義名分だ。一歩間違えると危険な宗教と化してしまう。

韓国人だから〜中国人だから〜イスラム教徒だから〜と一緒くたにして考えることの馬鹿馬鹿しさに気づいて欲しい。

国と国民を混同してはいけない。

色んな人がいて、色んな考え方が存在することに尊さを感じなくてはならない。

多様性を否定することはあなた自身を否定することにも繋がるからだ。

人間は完璧な生き物ではない。

嫉妬の感情ももちろんある。

だからといって、憎しみを抱くのは愚かである。

人間には深い多様性が備わっていることを忘れないで欲しい。

愛国心に魂を売って、多様性を失ってはいけない。

あなたは素晴らしい人間だ。

あなたは他人を素晴らしい人と認められる人間だ。

国を愛する以前に人を愛して欲しい。